寝たら治る ふとん屋のおっちゃん

1月２９日に　書いた　ご夫婦から連絡がありました

あれだけ　寒くて眠れなかったのに　らくだの敷ふとんと　パシーマ　サニセーフを使うだけで　体が熱くなるほど温かく眠れるようになったそうです

二枚合わせのアクリル毛布をいっぱい使っても寒かったのに　これだけで温かくなるなんて信じられへん　ほんまに生まれて初めての感触です　なんでもっと早くふとん替えへんかったんやろか　寒いのは冬のせいじゃないんや　というお返事を頂き　早速　商品配達してきました

そのお客さんにとっては　おっちゃんは救世主のように思われてます
もうなんでも言うこと聞きます　言うとおりにします　また　わからんことあったらなんでも相談に行きますって　年齢からいったら反対でんがな

でも　簡単なことで　今までの長い悩みが解決できてよかったです

ほんまに睡眠のことわかってない方多いですね

続いて　お母さんが電気毛布はなさへんので　何とかしたいという娘さんの相談です　最近だんだん　目盛りが上がっていくのを見て　よくないんちゃうかと思ってたら　おっちゃんの新聞記事に　電気毛布は危険と書いてあったので　本日相談に来られました

ベッドに　綿の敷ふとん敷きっぱなしで　電気掛け毛布を使って犬と一緒に寝てるそうです　掛ふとんは軽いのだと　すべって落ちるので重たい綿のふとん　風呂はカラスの行水

これではいつまで経っても　冷え性は治らんし　もっと他の病気出てきまっせ

お父さんは　化学繊維はぜったいダメといつも言ってるのに　お母さんは言うこと聞かないそうです　長年愛用した電気毛布　ぜったいに手放せないと言ってるそうですが　　娘さんに商品説明して　羽毛　パシーマ　サニセーフ　駱駝を　今持って行ってきました　

ベッドが折りたたみベッドであったのが気がかりでした
聞くと　腰が痛いと言う　そう、折りたたみベッドは真ん中が弱いので腰が痛くなります　駱駝の敷があるとだいぶんかわりますが、とりあえず腰が折り目にこないように寝てくださいとアドバイスはしてきました
大丈夫と自信はありますが　今夜電気毛布なしで寝てくれはるやろか

ということで　本日　これにて一件落着！

おっちゃんの店では　らくだの敷ふとんの良さを知ってもらおうとサンプルの貸し出しをやっているのはご存知ですね　ブログ読者の中にも借りていただいた方はたくさんいらっしゃいます

それがでんねんがな！　１２月末　男性が枕が合わないので作ってほしい　体が冷えるので何とかしたいと相談に来ました　暮れの忙しいときの閉店間際ですわ延々2時間ぐらい相談に応じて　枕とらくだの敷ふとんを貸してあげることになりました　どうせ正月は店休みやし　まあゆっくり試してくださいということで　マンションまで配達しました　

それから年明けて　あんまりせかすのもいややので　10日頃まで待ってたんですが　連絡がない　　聞いていた携帯に電話するけど留守電になる　そんなこんなで　時間が過ぎてしまい　おっちゃんもだんだん腹立ってきて　「こいつ　居留守使とるな　」　　いつも店の番号から電話するから　ふとん屋からかかってるんがわかるからやなと　思ったんで　携帯から掛けて　こっちから切ってほっておいたんですわ　その間も何回もマンションのインターホン鳴らしてますねんで

その男　最初から気に入らんかったんですわ　なんや煮え切らん　ぐずぐず言うて　はっきりせん奴やなと夫婦で言ってたんですが　あんまり辛気くさいので　暮れにふとん貸したわけやったんです

携帯からかけたんは正解でした　誰かわからんから　昨日、電話してきよりました　「すみませんが　どちらさんですか　Ｍですけど」

「あっ　おまえええ加減にせえよふとん　はよ返してくれ」

「あっ　ふとん屋！今　バタバタしてるから　あとで電話するわ」

ガチャ

どう思います　めちゃくちゃな男ですやろ　ようし　ひょっとしたら　夜11時頃に家に行ったら居るかもわからんと　昨夜　マンションのインターホン鳴らしまくりましたんや　居りました　居ったんですわ

「ふとん屋ですけど　サンプルのふとん返してもらいに来ました」

そしたらどう言うたと思います　

「おまえ　今何時や思てんねん　ええ加減にせえよ　迷惑や」

「何が迷惑やねん　連絡もせんと　こっちが迷惑じゃ　今すぐ返せ」

「遅いから　明日来い　明日の朝返したる」

「こら　ええ加減にせんかい」　「・・・・・・・・・」

ありゃ　切ってしまいよった　ピンポン　ピンポン　ピンポン　　とうとう　受話器はずしたままにしてしまいよった　あんまりこんなところで騒いでいたら警察沙汰になると困るのでとりあえず引き上げました

ということで朝起きて　8時にマンション行きました

居りました　「ふとん取りに来ました」　ムカっ

「どうぞ」　ありゃすんなり通すやないか　どういうことやねん

上に上がっていくと玄関開けて居りました　

あんまり腹立つから　ふとんと枕取り返して何にも言わずに引き上げてきた次第です

もし　今日の朝返せへんかったら　このブログで　住所　名前　電話　全部公表したろと考えていたところやったんです

いったいこの男何が目的やったんですやろ　きれいなマンションに住んで　奥さんもいるみたいやし　　ほんまに　変な男でした

エエ大人のくせに　ほんまルーズな　くず男の事件でした

ここ数日　腹が立って　血圧上がりっぱなしやったけど　ブログに書いたらスッとしましたわ

鬼は外！　福は内！

ふとんを売っていて　今まで　買ったお客さんが　知人を紹介してくれるなんてことは中々　ありませんでしたが　駱駝の敷ふとんを使ってもらうようになってからは紹介していただけることが多くなりました　特にこちらからお願いするようなことはありませんが　連れてきていただけます

お客さんＡ：にいちゃん（ほんまはおっちゃんというトシですが
　　　　　　　ご年配の方からみればにいちゃんらしいです）
　　　　　　　連れてきたで　わてがあんまりエエ、エエいうから
　　　　　　　この人うちの家まで見に来やってん
　　　　　　　ほんなら　一晩わてのふとんに寝てみぃいうことになって
　　　　　　　今朝　起きたらこりゃええなあ　あんたの言うとおりや
　　　　　　　言うよってに　見に来たんやでぇ

おっちゃん：おおきに　Ａさんは　寒い寒い言うてたから
　　　　　　　らくだの敷にダウンパットも買ってもらったもんね

お客さんＢ：それでＡさん買うたんどれやの

おっちゃん：　冷えるんでっか　それやったら
　　　　　　　　駱駝の敷ふとんとダウンパットやね
　　　　　　　　カバーもみんなつけて１５万やね

お客さんＢ：ええっそんなするのん　高～
　　　　　　　　定期解約せなアカンわ
　　　　　　　　ちょっともったいないなぁ

おっちゃん：何言うてまんねん　Ａさんとこで使て
　　　　　　　快適やったんでしょ
　　　　　　　銀行に預金しといてもなんぼも利息貯まれへんし
　　　　　　　健康と金とどっちが大事でんねん
　　　　　　　金や言うんちゃうやろね
　　　　　　　ほんまもんの寝具を買うて寝たら
　　　　　　　銀行の預金利息よりもっとええもん貯まりまっせ

お客さんＢ：なんやのん　ふとん買う方が得や言うのんかいな

おっちゃん：そうです　ぜったいふとん買う方が得です
　　　　　　　天然のエエふとんで寝たら
 　　　　　　　天国行くより気持ちええ眠りが得られて
　　　　　　　ほんまに幸せやなという心の満足感がいっぱい
　　　　　　　貯まりますんや
　　　　　　　銀行に入れとかんと早よふとん買いなはれ！

お客さんＢ：　そうか　ほんなら　思い切って買うわ

おっちゃん：　あのね　なんも思い切らんでもよろしいねん
　　　　　　　思い切って買ったのに騙された言う人居てまっしゃろ
　　　　　　　正しい知識を持ってふとん買ってたら
　　　　　　　騙されへんねん
　　　　　　　追いつめられてから思い切って買う　なんてのが
　　　　　　　あとで後悔すんねん
　　　　　　　ふとんは先行投資やで　何年も経ってから
　　　　　　　買うといてよかったと思えます
　　　　　　　なんも思い切らんでもよろしいがな
　　　　　　　エエふとんでええ眠り・・当たり前でんがな

誰でも　自分の自然の力で　眠ることができるのに　できなくなってしまう　これはからだを過保護にしすぎてしまった結果ではないでしょうか　過保護にされた体は中々元に戻りません　時間はかかりますがあきらめてはいけません　

 

 

安易な方法をとると　どんどん悪くなります　　寒いから電気毛布　眠れないから睡眠薬　暑いからクーラー　リズムの狂った体はどんどん悪くなってしまいますよ

 

 

睡眠の話とは違いますが　今読んでいる本に参考になることが書いてあったので紹介します

 

 

整体法の元祖といわれる　野口晴哉氏の著書「風邪の効用」から抜粋です

 

 

『入浴というのは体を刺激して体の働きを高め、又　毒素を排泄させるような働きを持っているのですから、むしろ体に異常のある時に入る必要がある。

 

 

皮膚には排泄作用といって体の老廃物を捨てる働きと、呼吸作用といって皮膚呼吸をする働きがある。　　皮膚呼吸というのは人間にとって非常に大事で、体の三分の二を火傷すると死んでしまいますが、それは皮膚呼吸が行われなくなる為です。　だから皮膚は体表の、皮の袋ではなくて、排泄と呼吸という生活機能を持っている訳です。　皮膚呼吸というのは非常に大切なのであります。

 

 

ですから皮膚を刺激することは、ある意味皮膚呼吸を促進する働きがある。

 

 

だから入浴で風邪を治すという私共の考えは非常識ではない　非常に合理的なのですが、一般の人は入浴を洗濯と心得ているから、風邪をひくと入浴を止めてしまう　　　

 

 

しかし　石けんをつけて洗うというのは、大便が毎日出ているのに浣腸しているようなものです。浣腸すれば全部丁寧に出るけれでも、それを習慣として繰り返していると、浣腸しないと大便が出ないような体になる・・・

 

 

それと同じように、いつも石けんをつけて丁寧に洗濯していると、皮膚の排泄する働きをすっかり鈍らせ、弱らせてしまう。自分の体の働きで掃除ができないようになり、汚れやすくなる。同時に皮膚の呼吸作用も鈍ってくる。

 

 

皮膚にくっつけてある物質をとる目的で石けんを使うだけでなく、汚れてもいないところを一生懸命に、木綿ものを洗うようなつもりで洗ってる人がありますが、それはあまり感心しない。

 

 

まして　赤ちゃんの場合は、油を過剰に分泌することがあっても、別段クリームを塗るわけでもないのですから、石けんをあまり使いすぎるということは風邪をひきやすい体にする。皮膚の生活機能を鍛錬するのでなく、あべこべに鈍くするような方向に行きつつあるのだ・・・

 

 

できるだけ人間の持っている体の自然の力で暮らしていく。そういう自然の力が高まって体は強くなってくる。

 

 

自分の体が自然の力で強くなったのでなければ、支え棒をして丈夫にし、浣腸をして毎日大便が出たからといっても、別段それは、丈夫であるということと関係がない。

 

 

やはり人間が健康であるということは、自分自身の力によって健康であることだけが良いのであって、守ったり、屁ったり、支え棒を立てたりしてやっと無事に突っ立てるという、山田の案山子のようなものと一緒に考えるわけにはいかないと思うのです。』

 

 

だいたい入浴で老廃物はとれてしまうのに　汚れてもいないところまで石けんで洗いすぎるから、おまけに　肌に優しいと弱酸性なるもので洗うから　体の自浄能力を落とし再生力まで弱らせてしまうということですね

 

 

睡眠も同じで　自然の力を鈍らせた結果　化学にたよることになるんです　

 

 

自然の力で眠りましょう　今からでも遅くありません　電気毛布やアクリル毛布にたよった時間が長いと　回復にも時間はかかりますが　あきらめずに　元の自然な体に戻すようにしましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新聞に載ってから　睡眠　ふとんの相談が増えました

一番多いのが冷えて冷えて眠れないので電気毛布使うがそれでも冷えるという方からのお電話です

お聞きしているだけで　電話の向こうの睡眠環境が手に取るように見えてきます　ほんまに透視しているようにわかります

共通しているのはみんな　敷寝具がものすごく悪いことです
気がついている方もいますが　なぜ敷のために冷えてるのか気がついていない方もいらっしゃいました

羽毛ふとん使ってるのに寒いから　アクリル毛布を使ってみる　電気式毛布も使ってみる　あんかも入れてみる　靴下重ね履きして腹巻きして　襟巻きして　もうこれ以上なにしたらちゃんと眠れるんやろ

この悪循環から抜け出すのは敷寝具を見直すことです

がたがたの土台やねんからなんぼ上から塗りたくってもあきまへんねん

構造計算が最初から間違っていたんですから　作りかえなあきまへん

ふとんはすぐ買い替えできますが　体は買い替えできまへんで

昨日のご年配ご夫婦のお家へ行ってきました　上がらせていただき　昨日まで使われていたおふとん全て出して見せてもらいました

たぶんこのブログ見てはらへんから　ちょっとキツいこと書かせてもらいます

ひどい　ひどすぎますわ　訪販のふとんでした　買わされはってんやろなあ
ウール１００％には違いなかったんですけど　２㎏ほどしかは入っていないベッドパットのような薄ーい敷、１枚です　それでは寒いので上に２枚あわせのアクリル毛布を敷いて　アクリル毛布掛けて　その上にシルクの肌ふとん　そして羽毛ふとん　それでも寒いから　電気あんか入れてはりますが、それでも寒いそうです

どう思います　皆さん　めちゃくちゃでんがな　こんなん　耐寒訓練ちゃいまっせ
このままでは　八甲田山　死の行軍みたいなもんでんがな

親から何にも受け継いでない　若い子やったら　なんちゅうことして寝てんねんて注意できますけど　おっちゃんよりもずっと年輪を重ねた方でっせ　ほんまにショックですわ　こんなん見たら　お客さんの家　み～んなチェックして回らなあかんなあと感じました　これくらいの年の人でも　これやったら　ほんまに寝具のこと睡眠のことわかってる人ってどれくらいいてはるんやろ

辛うじて　羽毛ふとんだけは使える状態でしたので　駱駝敷とパシーマ　サニセーフを用意して寝てもらうことにしました　ほんまもんの天然素材だけで寝てもらいます　ご夫婦で　これから１０日間ほど借りてもらいますが　わからんかったらどうしましょというので　わからんかったら　もとのふとんに戻ってみてくださいきっとわかるはずですとお願いして　帰ってきました

ふとんの中は耐寒訓練するとこと違いまっせ

温かくて気持ちよくて　朝起きたら「あぁよう寝たなぁ」と体感するところでっせ

天然素材で眠ればこれだけ気持ちよく眠れるんやということをわかってもらうには　体感訓練！をしてもらわないとあきまへんなぁ

はじめて　枕を作りに来られたお客様には、必ず　寝具の状態を知るためにいろいろ詳しくお聞きして　カルテのようなもの作ります
たくさん聞きます　何人で寝てるか（ペットも一緒か、意外とペットと寝てる人いはるんでっせ）　ベッドかふとんか　フローリングか畳か　寝室の方角　電気毛布、アクリル毛布の使用　何を着て寝るかなどなど　そこまで聞くのということを質問します

お客さん：最近、肩がこるんです　たぶん枕が原因やと思います
　　　　　　スーパーで１０００円で買った枕やからと思うんです

おっちゃん：　枕は価格で判断できませんよ
　　　　　　　１０００円でもピッタリ合ってる人はあります
　　　　　　　それよりもこの質問用紙に記入してくれますか

一応　全部書いてもらいましたが　ひどい寝具です　肩こるはずでっせ、これやったら

おっちゃん：敷はマットレスにベッドパット、掛は羽根ふとん？
　　　　　　　　羽毛と違うんですね　アクリル毛布も使ってる・・・

お客さん：　羽根ふとんです　とにかく肩がこるんです

おっちゃん：　あのね　枕も原因かもしれませんけど
　　　　　　　　ふとんが原因のほうが先やね　これは・・・
　　　　　　　　寒いんと違いますか

お客さん：すごく寒いんです　でも冬やから当たり前でしょ

おっちゃん：冬やからふとんの中が寒いのは当たり前違いまっせ
　　　　　　　ふとんが悪いんです　寒いから体硬く緊張したまま
　　　　　　　寝てるでしょう　肩にも力入ったままやし
　　　　　　　もうちょっと保温力のあるふとんに替えなアカンなあ

とりあえず　枕を合わせてサンプルを持って帰ってもらいました　いっぺんに言うと拒絶されるんで　今日のところは枕の調整だけで終わったのですが　次にお見えになったときは　敷ふとんがダメであることをアドバイスせなあきまへん

このお客さん　冬は寒いもので　ガマンするものやと思ってはったらしいのです
寝具を改善すれば　温かく眠れることがわからなかったらしいのです。寒いからとアクリルやポリエステル　いくら重ねても寒いのであきらめてはったらしいのです

掛けも敷も天然素材にしたら　味わったことのないおいしい睡眠が得られるのに
何でも一緒やと考えてる人　多いでっせ　

ふとんが寒いのは冬やからと違いまっせ！　そんな風に思ってる人　今すぐに　カウンセリングしてくれるふとん屋さんを探しなはれや　きっと近くにもあるはずでっせ

5月頃に「生命の誕生」　「大往生」というタイトルでブログ書きましたね

今日　お客様から悲しい報告を受けました

「大往生」で書いた通りに逝かれたそうです

もちろん寝具は最高のものを使っておられましたが　病は徐々に進んでたのでしょう　7月頃に体調を崩されて　入院　手術　と　いうことでした　そして秋に再入院　そのとき　お医者様からご本人に　余命　3ヶ月と宣告され　それなら残りの短い人生は　家で暮らしたい　病院では死にたくないとおっしゃられ　病院も了解し　延命処置はしないということで　お家に帰られました　でも　悪くなったらすぐに病院へ来てくださいということでしたが　ご本人はどうしても最後は家で終わりたいと強い意志から　最後の最後まで自力でトイレに立ち　最後は家族全員が見守る中で逝かれたそうです

おふとんを大事にされていて　駱駝の敷ふとんを気に入っていただいていて
お孫さんが泊まりに来ると　もしおねしょされたら困るからと押し入れにしまわれるほどでした　ふとんの水洗いも　うちがやりますといっても　ご自分で浴槽を使って洗われるというほど　寝具にはこだわってはりました

まだ　大往生と言えるお年ではありませんでしたが、毎日　生活しているところで毎日　使っているふとんの上で静かに逝かれました

こんな人生の終わり方　できないですよ
いつもの生活の中で終わるなんて・・・・
　もう少し長く人生を歩んでほしかったです