どこの家の押し入れを覗いても箱に入った毛布やタオルケット肌ふとんなどの寝具がいっぱいあると思います 内祝いや 祖供養などで金額だけあわせて嵩が高いから 選ばれるんでしょう 必要なものならすぐ使うでしょうがそうでないから押し入れの肥やしになってしまうんですな
寝具は個々に生活環境や体型などによって違うわけですから 安易に進物に使うのはいけません
機能的に優れたものであって それがその人に適したものかをよく考えなくてはなりません
おっちゃんの店では 進物にされることがわかっていたら 必ず 商品に「お願い」を添付します 中身は、今すぐお使い下さい 押し入れにしまわないでください 使い方、洗濯の仕方などです
先日、ダウンパットを買われたお客様の事件です
先にご主人用に1枚買われて 次にご自分用にと2枚目を買われたのです
うちでは ふとんを買われたら必ず タグをすべてはずしてカバーをかけて使えるようにして配達します お客様も使ってみて 非常に使い心地がよかったのでしょう 2枚目は使わずに、知り合いにプレゼントしてしまいました 何の説明もなく
それは困るんですよね 使い方や メンテナンスなど伝えないといけないことが何も書いてないんですから
それをお客様に言いました 前もって聞いていたらちゃんとしておいたのに
お客様「そんなもん うちの勝手やんか 買ったもんどうしようがええやないか」
おっちゃん「でも 説明もしてないんでしょう
使い方とかメンテナンスとか書いたもん
全部はずしましたやん」
お客様「なんでそんな勝手なことすんねん」
おっちゃん「エエッ、自分で使う言うてはりましたやん」
お客様「せやからや!せっかくあげたのに 説明もなんもついてない
カバーも掛かってるし使てたもん持ってきたみたいに言われたんや」
おっちゃん「だからそういう時はうちに言ってね」
お客さん「そんなもん どう 気が変わるかわからんやないか
最初からちゃんとつけとけ!」
寝具をプレゼントする場合 先方がほんとに必要なものか 注意する必要があります また 優れた機能があっても 店頭で直接説明しているようなことが伝わるようにしておかないと 押し入れにしまわれてしまうことになります
今回 お客様も勝手なことを言われましたが おっちゃんも どんな場合も想定しておかなかったことが悪かったのでしょう