一ヶ月間も新聞切り抜いて置いていて 悩んで悩んで とうとう電話してきはりました
話の流れから どうも一人暮らしのおっちゃんのようです 去年の冬まではそんなにふとんが寒いとは思わなかったそうですというか ガマンできる程度やったらしいんです(冬は寒いのん当たり前やとこの方も思っていたそうです)
ところがこの冬はガマンできず 敷ふとんの上にごっついアクリル毛布載せて 掛は アクリル毛布2枚に 木綿の掛ふとん厚い目と薄い目を2枚掛けて 電気あんかを入れてようやく眠れるようになったそうです ところがここ最近になって血圧が以上に高くなり 何でやろうと悩んでたそうです それでもふとんが原因だとは気がついていなかった
電話かけてきはったんは アクリル毛布が体に悪いって書いてはったんで電話しましてんということです
この寝具の使い方で暖かく眠れると思いますか
これでは熟睡は約束できませんね なんでわからんのでしょうね
まず高血圧になったのは 掛ふとんが重すぎるためです この方の掛けてるものすべて計ったら おそらく 10キロ近くあるはずです そんなに掛けたら 心臓圧迫して心拍数も上がり血圧も高くなるのん当たり前ですがな
「すぐに掛け寝具を考え直しなはれ でないと命にかかわりまっせ まるで体が漬けもんになってまんがな」
「それが原因やったんですか 重たい 重たいけど寒いしなあと思ってたんです」
「それから敷はどんな状態ですか」
「畳に マットレス それに母親が作った木綿の敷ふとんですねん」
「それってちゃんと干してますか」
「体、具合悪なってから重たいから干してないです 寝てるとこ日の当たらん1階やし2階までは無理ですわ」
「これは最悪のケースやね。敷ふとんも原因ですな 干してない敷ふとん、乾燥してない寝具はぜったに冷えます 敷ふとんも考え直しなはれ お母さんが作ったっていつのことでんねん」
「生きてたときのことですよってにかれこれ15年ぐらいになりますわ」
「そんな状態では寒いはずでんな 敷ふとんも汚れて汗が染みこんでまっせ 塩まいて重たい石のせてる ほんまに漬け物ですね もうぜ~んぶ、ふとん買い替えなあかんね 見に行くまでもないけど一度チェックしにいきましょか」
「そうですか、ふとんもあきまへんか 毛布だけ何とかしたらぬくなると考えて相談させてもらいましてんけどなあ あいきまへんのんかぁ・・・・・・ 」
「どないしはります。すぐにでもサンプルのふとん持って見に行きますけど!」
「・・・・・・」 返事がない!
「どうしますの?」
「・・・・・・」 どうしはってんやろ、石のようになってしまいはった
「あの~ もう一回考えて電話しますわ」
「そうですか 早よしたほうがよろしいで 気ぃつけてくださいね」
石の上にも3年といいますが ふとんの中はガマンするとこちゃいまっせ
ふとんの中でガマンしてる人多すぎでんなぁ
お宅のふとん見せてくださいと全国行脚をしなければあきまへんなぁ