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昨日、羽毛仕立て替えの話しましたが 仕立て替えで預かったふとんをチェックすると ひどいものに出会うことがあります ゴミが入ってるのかと思うほどクズクズの羽毛を 思いっきりいっぱい詰めたものや 弱い生地を使っていて 耐用年数が極端に短くなったものなど 気の毒なふとんを見ます 中身が極端に悪いものは仕立て替えをあきらめてもらいますが 生地がよくないなどは十分 やり直しができるので 持ち帰ります
そんな中で こういう例もあるというのをご紹介します
縫製が悪かったため 使っている間にこういうことになったんです 要するにミシンの具合がわるいとこんなことになるという例です 写真の羽毛ふとんは15年くらいたったもので けっこう使い込んではります 縫い糸の縁に小さい穴がいっぱいあいてました 普通 こんなことにはなりません これは 縫うときのミシンの送り歯で傷ついたものです たぶん押さえがキツかったのだと思うのですが 製作したときから傷んでいたわけです しかし新品の時には気がつきません 長い年数で 弱ったところがこういう風になって たくさんの羽毛が飛び出してきて初めて気づきます こういうのを見ると 羽毛ふとんの良し悪しは 生地や羽毛の種類程度では判断できんというのがよくわかります これを作ったのは特に変なメーカーさんではありません 誰もが知ってる大きなところです
長いこと使てもらわなあかん羽毛ふとんですから やっぱりええ加減な仕事はしたらあきまへんな
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