昨日、
子ども連れの若いお母さんが来られました。
お客さん:
「あの~、
どこ行っても売ってないんですけどね
縁がツルツルした毛布なんです。ありませんか
厚みもなくて軽いんです。
子どもの時からあの感触が好きで
今でもボロボロになってるけど
使ってるんです。
新しいのがほしいんですけど売ってないんです」
おっちゃん:
「縁がツルツル・・・
ひょっとしてナイロンみたいな
そして厚みがない・・・
災害用とかでよくあるやつちゃいますか。
それっ、タフト毛布っていうのんです。
もう見かけへんね。長いこと見たことありませんわ」
お客さん:
「そう。やっぱりないんですか。ありがとう」
ほんまやったら、これで終わり。
帰ってしまわはるとこですが
そんなアクリル毛布使てたらあかんがな
と思ったので、ちょっと聞いてみました。
おっちゃん:
「そんな毛布使てたら吸湿悪いから
かえって寒くなりますよ。
アレルギーは大丈夫やの?」
お客さん:
「主人は毎日、寝たら鼻がグジュグジュいうてます」
おっちゃん:
「そうでしょ。化学繊維が近くにあると
静電気で睡眠中ほこりを寄せ付けてるようなもんでっせ。
余計に苦しくなるんですよ。
アクリル掛毛布に、アクリルボアシーツでしょ。
それでは睡眠中にふとんの中の湿度が高くなって
ふとんをはねたりしませんか」
お客さん:
「そうなんです。
子どもがしょっちゅふとんから出ていくんで
パジャマがごっついからかと思って
薄いのんに替えたんですけど一緒です」
おっちゃん:
「それは熱いから出ていくんやなくて
ふとんの中の湿度が高いからです」
それで湿度調節にパシーマの説明をしましたんです。
今日のところは買わはれへんかったのですが
よ~く理解していただけました。
サッと帰らんと話を聞いてくれはってよかったですわ。
この説明せえへんかったらこのお客さんは
ふとんの中の湿度について知ることはなかったかもしれません。
早く知らせることができてよかった。
きっと戻ってきてくれはると信じています。
あっちこっちふとん屋さんを聞いて歩いたはったんやろうけど、
おっちゃんのところにも尋ねてきてくれはって
ほんまによかったです。