先日、NHKでやってました 腕のいい美容師さん、技術はいい腕を持ってはるのに リピーターがつかない なぜなのかを検証してはりました
その美容師さん、仕事が終わったあとにみんなで勉強会とかをやってもなぜ自分にリピーターがつかないかがわからはりませんでした そこでスタッフが別のベテランの美容室へ研修に行ってもらうことになりました
そこで違いが気がついたこと その人 お客さんとの会話ではいつも髪の話しかしてはりませんでした お客さんが何で今日 美容室に来たか、 どういうことを求めたはるのかを会話の中で探り出してはりませんでした 単なる職人やったということですね
頑固な職人気質も時にはいいかもしれませんが 余りにも職人だけになっていてはあきまへん
ふとん屋さんもそうでっせ とにかく自分の作る物がいちばんと、ふとん仕立てることに一生懸命で 技術もバツグンやのに お客さんがどういうことで寝具に悩みを持っているか探り出せない とにかくわしが作ったもんは間違いないんやと自分の世界でうごいてはることがあります
パシーマという商品も今では 知名度が上がって いろんなところで取り上げられてる超有名商品になってきました
これも作ってる側は 自信持ってるからぜったいに品質性能は間違いないと思ってるんですが そのままでは 職人の域を脱していないんですわ
このすばらしい商品を現場に持っていって 使う人にあわせていろんなアドバイスをしてはじめて日の目を見ることが出来るようになったわけです
自慢やないですが 最初 中々売れなかったパシーマを有名にしたのは 私たちふとん屋さんの現場での努力があったからやと思います
ふとん屋さんに求められるのはカウンセリングでっせ そしてお客さんにあったものを見つけてあげる 今はやりのセレクトショップやね
>商品は現場でうごいているんだ。
そうなんです、高級料理屋の商品は、現場のイケスで元気に泳いでいます。
高級料理ではありませんが 金魚すくいの金魚も現場で泳いでいます