高齢者の集いで睡眠の話を
してほしいと依頼があり、
恥ずかしながらも
ちょっと喋ってきました。
かっこよく言えば講演会でんな。
いつも偉そうなことを言っていますが
人前で話すのは最も苦手とするところです。
1週間前から何を話そうか、
どういう順番でとか
頭を悩ませていましたが、
いくら考えても頭の中が
まとまらないので、
ぶっつけ本番でやってしまいました。
中でも一番気になったことを
書いておきます。
やはり電気毛布の使用が
多いということでした。
電気毛布使ったら
熟睡は望めませんよと言うと、
ご老人:
「何でや、あれなかったら
寒くて寝られへんがな。
もう今でも使ってるのに・・・」
おっちゃん:
「睡眠はね、体温を下げることから
始まるんです。下げなあかんのに
ずっと加温して体が休まるはずあれへんでしょ」
おっちゃん:
「といっても寝るまでつけといて、
スイッチ切ったら、たぶん寒くて
寝られへんと思います。
何でか言うたら、
スイッチの切れた電気毛布は、
保温も吸湿もしないただの布きれに
なってしまうからです。
体に接するところは天然素材で
吸湿、保温の優れたものでなければなりません。
だから朝に向かって温度の下がる湯たんぽとか、
熱くなったら蹴飛ばしてふとんから放り出せる
電気あんかの方がいいですよ。
どうしても使いたいなら敷ふとんの下に使いましょう。
電気カーペットみたいに考えればいいですが、
必ず寝るときにはスイッチ切ってくださいね」
中には電気毛布つけて、薬飲んで、
ぐっすり眠れてるという人も
いらっしゃいましたが、
それはぐっすり眠っていないですよ。
浅い睡眠が長く続いているだけで、
かえって体調を悪くしている
とアドバイスしましたが、
ちゃんと言うこと聞いてくれるでしょうか。
最後は、
「睡眠を気楽に考えてください。
ふとんは未来へ飛べるタイムマシーンと
思って楽しく眠りましょう。
そしてそのタイムマシーンを
製造しているのがふとん屋のおっちゃんです」
で締めくくりました。
>締めくくり…「そのタイムマシーンを製造しているのがふとん屋のおっちゃんです」
かっこいい幕締め台詞ですね。当方、整体現場でも、「なんでこの姿勢があかんの」「この健康体操のどこがいかんの」と素人反発が多くて、狩須磨講釈もシンドイしんどい。私もなにか、かっこいい締めくくり台詞を考えてみます。