中国羽毛視察2

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中国羽毛視察の続きがめっちゃ遅れてしまいました

日本で販売されている羽毛ふとんの原料は80%がアジアからです

ポーランド産もハンガリー産も中国に入ってます

だったら中国からポーランド産が送られてくるんやから

それでいいんとちゃうんって

羽毛というのはブレンドするのが当たり前です

中国に入ってしまったら混ぜ混ぜしてしまうんですね

皆さんは中国産は悪いっていいますが

それを要求してるのが日本です

悪いものを売ろうとしてるんじゃなくて

これくらいの価格のものを作ってくれという要望に合わせてるだけです

あっちもこっちもポーランド産羽毛・・・・

ありえへんのですわ そんなにたくさんないんですわ

安いものはそれなりのものです

ブレンドして量を増やして質を落として安くしてヨーロッパ産・・・

責任は中国にあると・・・・

中国がポーランドって言ったからポーランド・・・

メーカーも責任転嫁してますが

販売店もいっしょです

メーカーがそのようにタグに書いてるんだから正しいに決まってる

責任はないと・・・・

日本でも中国でもまじめに作ってるところはありますが

産地偽装してるところもあるということが今回行ってみて再認識したということです

我々は無責任なことはしたくありません

羽毛の検査機関も日本国内独自のものより国際基準の方が正しいわけで

そのためにIDFL(世界最大の羽毛検査機関)を使うんですわ

ごまかしききまへん!

続く・・・

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中国羽毛視察1

中国1中国2

昨日は関西テレビ「ちゃちゃ入れマンデー」でふとん屋のおっちゃんが放送されました

変なおっちゃんで紹介されたらどうしようと不安でしたが大丈夫でした

ひとのいいふとん屋の大将という放送のされ方でした

中国から帰ったのが23時頃だったのでリアルタイムでは見られませんでしたが

不安に思いながら録画で確認できました

このことはまた後日書くとして

中国の羽毛農場、工場の視察は

思ってたよりも成果のある情報が得られました

しかし、やっぱりかなり空気悪いですね

左は到着直後の北京空港

右は次の日の六安市

北京はPM2.5で六安市は普通に霧かと思ってたんですが

においが・・・・

石炭を燃やしたようなのでやはりかなり汚れているのでしょう

今回も乗り換えとかで時間が足らず関西空港、北京空港とも走りました

2時間も前に到着してるのに

なんでいつもこうなるのか

かなり時間の余裕をもたいないといけないと痛感しました

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明日、中国のグース農場を視察してきます

明日、11月28日~12月1日まで中国のグース農場を視察に行ってきます

取り扱ってる羽毛ふとんの産地はすべて把握しておかなければいけないと思っていましたが

中国だけはまだ行ってませんでした

時々、「えっ~中国の羽毛なんか使ってるんですか~」って聞かれますが

農場がしっかりしていればけっこういい羽毛が手に入ることはわかっていたので

一部、中国産を扱ってきました

日本へ来てからの状態も悪くないので安心していますが

やっぱり 一度自分の目で見ておいた方が確実かと思い

志を同じくするふとん屋さん達としっかり視察することになりました

ということで12月2日までメールの返信は出来ません

店は妻が営業していてくれるので来店も電話相談もOKです

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洗える羽毛ふとん

ブログが延び延びになってしまって
時々、更新してやってメールをいただいてます

個別のメール相談が多く、しっかり返信させていただいてますので

ずっと後回しになってます。

初めての方とかは過去ログを読んでみて下さいね

今日はチョット気になることがあったので・・・

当店で扱っている洗える羽毛ふとんは

何も付着させていませんし、すべて天然素材で 化学物質は使用していません。

それでも洗えるようにしたんですが

最近、気になる広告があったので書いときます。

9月に日本羽毛ふとん診断協会のセミナーがありました

IDFL(国際羽毛研究所)社長のリバー氏の講演でした

その中で羽毛にテフロン加工することがあるという説明がありました

なんでやねん、

「そんなことしたら羽毛の吸湿性を損なうじゃないの?」と質問しましたら

「布団に使われることはありまへん アウトドアで使うダウンジャケットの場合
羽毛が水を吸うと保温力を失うのでテフロン加工することがありまっせ」

ほんまは英語でっせ!!大阪弁ちゃいます 通訳付の講演です

そうなんですよ 羽毛は吸湿力に優れてます。

テフロン加工しちゃったら保温はできまっけど

吸湿力を落としてしまって蒸れ蒸れのふとんになってしまいまんがなぁ

おまけに生地がポリエステルときたら

寒い冬に掛ふとん蹴ってしまいまんがな

洗えることだけ考えたらあかんねん

商品の選択は慎重にしましょう

ふとんは安易に買い物カゴで買ったらあきまへんで

よ~く相談してから購入しましょう
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ビューティフル!って言われた

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お店のウインドゥには写真のように羽毛がふわふわ回る装置が置いてあります

これが子どもに人気で毎日、じ~っと見つめてる子が何人かいます

先日、男性の外人さん二人が店の前でじっとウインドゥを眺めていました

入ってきたらいややなぁ 英語わからへんのに

と思ってたらドア開けて入ってきた~

うわぁ どうしょう・・・・

外人さん:「すみません 買い物じゃないんですが
       ちょっと教えてください」

よかったぁ!!絶対日本語しゃべるような感じじゃなかったのに・・・

「は~い!何でも聞いてや~」

外人さん:「ここにある装置は何ですか」

「羽毛ふとんに入ってる羽毛はこういうものですとお見せしてるんですわ」

そうするともう一人の外人さんに英語で説明はじめました

「????????」

最後の言葉だけわかった

「ビューティフル~」

そんなに珍しかったんかなぁ

羽毛ふとんの仕立て替えは何でもできると思わないでね

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羽毛ふとんの嵩がなくなってきていっぱい出でてくるようになったので

仕立て替えしてほしいと送ってきていただきました。

早速、中身をチェックしようとさわってみて・・・・・・・

羽毛ふとんとちゃうがなぁ。

中身が90%がスモールフェザー

すぐにお客様に電話・・・

おっちゃん:「せっかく送ってきていただきましたが、これはさわらない方がいいですね
         ダウンがほとんど入ってません
           こんなふとんやったら寒かったでしょ」

お客様:「羽毛ふとんじゃないんですか
      私が使ってたんと違うんです
      主人に使わせてたんですが
      羽根がいっぱい出てくるようになったから作り直してもらおうと思って」

おっちゃん:「ご主人、寒いって言ってなかったですか
        こんなかわいそうでっせ 気の毒やわ」

お客様:「何も言えへんから ぜんぜんわからんかった
      それなかったら掛ふとんないから新しいのん送ってください」

おっちゃん:「ぜひそうしてあげてください。
        このふとんは廃棄するのはもったいないから座布カバーに入れて
        お返しします
        クッションとしてずっと使い続けられます」

ということで毎度のことですが羽根ふとんがクッションに変身です。

羽毛ふとんは捨てたらあきまへんでぇ

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入院47日目 羽毛高騰、新聞に出たね

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昨日の夕刊送ってもらった。

 

羽毛が高騰してるって報道されましたなぁ。

 

前にも書いたように、

世界的に羽毛原料が減ってきているところへ

比較的安い羽毛を生産していた中国の

鳥インフルエンザ事件でさらに

羽毛が足らなくなってきた。

 

羽毛はふとんだけでなく、

ダウンジャケットにかなりの量が使われます。

 

 

ダウンジャケットに、

それほど上質の羽毛は要らんのやけど、

総量が足らんわけですから、
東欧から必死で集めまくってくるんです。

 

羽毛相場は下がることはおまへんわな。

 

この冬の分は確保したと書いてますが、

今の品質で同じ価格を維持するのは難しいでしょう。


鶏肉食べるのをやめて、

み~んなアヒルを食べるようにしたら

肉も羽毛も取れてええのになあ。

 

と言っても、

中国でも鶏肉の方が美味しいということに

なってきてるんやから仕方ないんかなぁ。

 

羽毛ふとんを

使わなくてもいいようにしたらええんやけど、

一回使ったらなかなかやめられへんわなぁ。

 

私は
この冬、羽毛ふとんを一日も使わないで

眠るということをやってみましたので、

また、元気になったら紹介します。

 

入院26日目 羽毛価格の高騰2

きのうの続きやねんけど

円安だけが原因やったら、数字も読めるんで何とかなるもんですが、羽毛そのものが少なくなってきてるんやね

ヨーロッパではクリスマスにはグースを丸ごと焼いて食べる習慣がありように、グースを食べることが多かったんですが、家族の人数も減ってきたりで丸ごと焼くおうちも少なくお肉もカットされて売られるらしいです

需要が減ると飼育も採算が合わなくなって撤退しますわな

もともと羽毛を採取すためにグースを飼育することはありません あくまでも食用肉のための副産物です

特に我々は上質のダウンにこだわりますなあ

これも問題なんです

中国もダックを食肉にしてきた国ですが、
最近は鶏のほうが柔らかくておいしいからダックを食べなくなってきた
その上で、中国国内でのダウンジャケットや羽毛ふとんが急速に普及している
中国国内での原料が減ってきたため、中国マネーはヨーロッパの羽毛に手を伸ばしてきたんです

その買い付け方が半端やない

倉庫ごとさらえていくような買い方ですわ

我々はいいものを吟味して買いますが、むこうは内容なんか問題なしや丸ごと買っていきよる

そら売るほうにしたら、そっちのほうがええわ

欲しかったら、中国の業者から買ったらええやんってなりますが、そうなると信用問題でんがな
そんなん買えませんわな

品質にこだわるところは絶対崩せません
ということで品質維持のため現在大変なことになってます

これから先、いいものが安いはありえませんので
飛びつかないように注意してください

カタログなどを作るのも難しいですね
カタログ通りの品質維持はでけへんと思いまっせ

羽毛ふとん購入考えたはるんやったら
夏までに検討しておいたほうがいいいでしょうね

入院25日目 羽毛価格の高騰1

羽毛価格の高騰

これが入院中のネタかって

入院とは関係おまへん

この現象は昨年からわかっていたことで、早く伝えなければと思いつつも、それなりの量が確保できてたために放置状態でした。

予告してから価格変更するつもりが、時間ばかりが過ぎていったため、入院直前に当サイトの羽毛ふとんの価格を改定してます

こっそりやってしまった結果になったけど、
当店の羽毛ふとんはネット上のものだけではありません
他にもいろいろ作ってますので、同じぐらいのレベルの価格の商品はあります

もともと東欧の羽毛価格は上がってきていたのが、円高という状態で相殺されていたため、まあいいか続いてきたんでしょう

しかし、これほど円安になってしまうとモロに価格に反映してきます

そんなことで、質のよい羽毛の調達がたいへんなことになってきました

これから羽毛ふとんの価格維持のまま同品質が難しくなってくると思います
いいものが少なく、暴騰するということは
安くて高品質はありえないことになります

30年前のような、羽毛ふとんは超高級品と言われるようになるかも

羽毛の仕立て替えで気になったこと

ようこそおいで下さいました
このままお帰り頂いてもよろしいけど よかったら読んで帰ってくれはったらちょっと得するかもしれまへん 
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今月は羽毛ふとんの仕立て替えの依頼が多かった

その中で特に気になることが二つあったので・・・

IMG_1290一枚はキルトの方法ですねん

買ったものの二層キルトになってたので使いにくいということで

一年も経たないのに

買ったお店に仕立て替えを依頼したそうです。

戻ってきた羽毛掛を使ってみたけど

IMG_1326横に3マスしかなく、おまけに真ん中だけ広くしてあるため

使ってるとエリの部分がなくなってしまう

良いものを買ったので、もったいないからと再度、私の所に依頼がありました

お聞きした時点では ほとんど使っていないということだったので

洗わずにスチームドライでいこうと思ってましたが

開けてみたらこんな状態です

どこがあかんのんって思わはりますやろけど 羽毛が開いてないんですな

つぶつぶになってます これはやっぱりもう一度洗った方がいいでしょう

という具合に キルトがいけないのは一般の方でもわかるんですが

中味がわからん こればっかりは羽毛を原毛から吟味でき

丁寧に加工できるところに依頼できるかどうかですなぁ

IMG_1324もうひとつありました

丁寧に加工というよりも当たり前のことができてない加工

これは縫製の時にあまった糸をキッチリ切ってなかった場合ですわ

かなり長く使っておられましたが

この一枚だけが極端にカサが減ってる

開けてみればこんなことですわ

こんなのは最低でっせ

使い続けて 急にカサが減ったりしたらこういうことかもしれません

この方も今さらここに苦情を言う気にもなれんということで

私が仕立て替えすることにしました

ふとんの加工というのは見えない部分が多すぎます

できる限り見えるようにしたいですが あとは信頼関係だけです

難しいでんなぁ

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