入院9日目

今日はレントゲン撮るそうや
CTかと思ったけど 普通にレントゲンらしい
怪我してから、かなりたくさんの放射線浴びたようやけど大丈夫やろか
このあとも短い期間で撮られるわけや

人一倍、こういうのには敏感な体やから心配やな

ストレスだけには気をつけよっと

郷に入れば郷に従えやなぁ

それで続きや

今の病院に来てすぐに専門の先生の診察を受けた

CTを見はって、即

医師:「これは手術してボルトで留めたほうがいいね 12番がグラグラやで この部分の脊柱管支えてるもん何にもない状態やで」

私:「ええっ 絶対手術せなあきませんか 保存やったらあきませんか!!」

あんまり強く言うたもんやから
突き放すように
医師:「それは、あなたが決めてください
私はどちらでもいいですよ
保存やったら3週間寝てもらいますから」

冷たい返事やなぁ

自分で決めるん・・・

どんだけ言っても手術しかないって言うてくれたら、はいって素直に従うつもりやったのに・・・

医師:「手術したら1週間後に立ってリハビリできます 仕事にも早く復帰できます
しかし、パラはできないでしょうというか、ボルト入れたままは危険ですから」

私:「ボルトは取り出せるんでしょ」

医師:「できないことはないけど、その年齢やったら入れたままのほうが多いですよ
同じとこ2回切るわけで筋肉も傷つきやすいから
痛みが長く残りやすいです」

どうしょう ・・・

横にいる妻の顔を見た・・・

妻:「1週間延びても2週間延びても
一緒やん ずっと安静にしとったらええやん」

私:「そうか 先生 とりあえず保存することにします 途中でズレたり圧迫がひどくなりそうなら手術に切り替えます」

医師:「わかりました 一応26日の手術はあけときます月曜日まで待って返事ください
手術しても、コルセットは必要なので、明日採寸だけしておきましょう」

そんなことで今の病室へ運ばれた
蛍光灯だらけの不眠促進病室や

しばらく寝てたら、
珍しく男性の看護師さんが入ってきた
ベッドの上に貼る名札持って・・・

看護師:「入院期間中担当させていただきます Aです よろしくお願いします」

ええっ!おとこ ええっ

かわいい看護婦さんがいい(何しに入院してんねんって)

ついてないなぁ(いや、いや、そんなこと考えたらあかん)

しかし、これがまたいい結果になるねん

その後、いろんな人から情報もらって、
一晩考えたら また手術したほうがええんかなと考えがブレる

そこで、妻が一言

「2週間も3週間も一緒や言うてるやろ
おとなしく寝とき
店はまかしとき、メールと電話の相談だけ
病院でやっとき」

頼もしい言葉ですわ

これで非荷重安静を選択する決心ができました

月曜日になって
先生が聞きに来ました

医師:「結論でましたか」

私:「はい、しばらく このままいきます
途中で崩れてきてから手術にするで
決めました もう変えません」

医師:「そう、じゃあ3週間ね」

サーっと帰っちゃった

なんか冷たいのね

その後に院長の回診みたいなのがあった

担当の先生が説明で
「手術せずに、保存するほうを選択されました」

「そうですか それで大丈夫か」

「はい、この人背骨折れたまま一人で
京都から帰って来たそうですから」

何か 俺 よっぽど変わりもんみたいや言うてるように聞こえんねんけど

まあええわ とりあえず、自分の意志通したから

ひたすら寝るだけや
ちょっとくらい起きてもええ言うても起きたれへん

それで次の難題や

便秘や 便秘って言うてええんかな

寝たままやから下へ降りてけえへん

土曜日に浣腸されたけどちょっとだけやったんで

日曜日の夜に下剤飲まされてる

一週間経ってるからな

下剤飲んでも反応なしや

苦しいなぁ

看護師:「これで浣腸したら出るよ きっと
10分ぐらい我慢してね」

毎日してる人が、一週間も出えへんって考えられへん

・・・・・

やっとスッキリした~

このしもの世話だけはいややったけど
やってしまったらさほどでもないなあ

看護師さんは仕事やから割り切ってはるねんやろな

はじめての私には相当悩みましたわ

映画 カールじいさんの中で
ドーベルマンが首にメガホンみたいなんをつけられたとき これが犬の最大の屈辱っていうシーンあるねんけど、
まさに、その心境やったね

ということで、こんなあほなこと書いてたら
レントゲンの時間がきました

お客様からのメールの返信もあるし

続きはまたね

“入院9日目” への4件の返信

  1. 現場のドキュメンタリー【ノンフィクション)は・・
    すごい迫力ですなぁ~
    なるべく切らずに安静で経過を診てみるんですね。
    「寝たら治る!」の実践や!
    まあ!私でも同じ選択をするでしょう・・・・
    しかしながら奥様は「エライ!」たいしたもんですわ・・・
    頭が下がります!
    連日禁酒記録を更新してください!
    退院祝いは大阪トラふぐの会 焼の一上でやりましょう!
    なんぞ、楽しいこと考えな・・・あきません・・・
    息抜きしてください!
    毎日かくでぇ!

  2. うわぁ また かねいさんや~
    禁酒記録は延びてますが、
    トラふぐ~~!!
    で、一杯飲みた~い いっぱい

  3. あまりの事に驚いています。
    大変な思いをされました、というか、まだ進行中で心が痛みます。
    安静温存一直線で快癒されることを祈るばかりです。
    文面からは気丈なご様子ですが、所見のぐらぐら感から予断を許さない雰囲気が拭えず、
    iPhon入力による頸椎周辺の疲労が、脊椎に伝播せんのかいな、と心配です。
    先の話になりますが、近い将来、奥様も含めて笑って話せる日が来ます様に。
    おっちゃんが培ってこられた膨大な経験と知識が、
    この闘病生活をもタダでは起きない貴重な糧とならしめるかも、です。
    寝たまま過ごす事や、介護・リハビリ等々、新たな発見で
    また本が一冊書けるんじゃないか…とか。
    でもとにかく今は養生第一!
    頑張ってなんか、頑張らんとなんか分からんけど、寝とってください(祈

  4. ペケさん
    ありがとうございます。
    iphoheで影響あったらどうしょう。
    ほどほどにしとます。
    すでに笑い話にしつつあります。
    タダでは起きん
    寝たら治る

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