毛布は置いてないと、つい言ってしまう

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若いにいちゃんが勢いよく入ってきました


お客さん:「毛布 ほしいねんけど」


間に合わせに安い毛布買いに来たもんと思いこんで


おっちゃん:「毛布は置いてないねん」


アクリル毛布は置いてないと言えばよかったんですが 見た目で判断していまいました 一応 カシミヤとかのウールの毛布 シルクの毛布とかは置いてるんですが まあほとんどの人がというか 例外なくパシーマしか売ったことがないのでつい置いてないなんて言ってしまいます


お客さん:「そうやろな いつも見てんね ちょっとココは違うなあと
       何かこだわりのある店やと思ててん
       おっちゃん ココでは売れへんやろ
       大正区ではアカンでぇ」


何やこいつ えらそうなこと言いやがって 大正区バカにしとんのか


ちょっとムカッときました


お客さん:「こんな地域でこだわってもあかんでぇ
       古い家ばっかりで どこもリフォームしたように
       見えへんし 金なんか持ってないねんでぇ」


ええ加減にせえよ 言いたいこと言いやがって ほんまに もう


おっちゃん「この地域の人は 家にお金かけへんかっても
       ふとんだけはエエもんつこてはるんやで」
       
お客さん:「そうなんや 俺なんか 飲みに行ったりそういうものには
       すぐつこてしまうねんけどなあ
       ついふとんは安モン買ってしまうねん
       でも今日は安い毛布買いに来たんちゃうんや」


おっちゃん:「そうか ええ毛布あるでぇ ウールやったらなぁ」


お客さん:「それでええがな それくらい買えるがな なんぼなん」


おっちゃん:「1万5千円や」


ということで 買うてもらいました しかし見た目で判断したらあきまへん 若い兄ちゃんがひとりで入ってきたら 安モンの毛布かと勝手に判断してしまったらあきまへんなあ 


いつもやったら 毛布はほとんど置いてませんがパシーマというものがあって・・・という風に説明が進んでいくですけどなあ


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“毛布は置いてないと、つい言ってしまう” への2件の返信

  1. おお!本当に見た目で判断しちゃいけないの典型ですね
    しかし、何なんですかね?このお兄さんは
    いつも松井さんは日本の未来を愁いていますが
    こういう兄ちゃんもいるんですね!
    1万5000円の毛布が高いのか安いのか
    私には判断つかないのですが
    (ウール100%だとチクチクするのであまり使わないため)
    でも「こんなとこじゃ売れんぞ」と言ってサクっと買っていく
    お兄さんはちょっとかっこいいですね

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