五百円の敷ふとん!

昔、商店街に店があった頃、

おっちゃんの店は超安売りの

地域一番店でした。

 

いつも言うように、

今はその時の売れたら

エエ主義を反省して、

身体のために、

ちゃんと睡眠がとれる寝具しか

売らんようになりました。

 

しかし倉庫の奥の方に

売るわけにはいかん

ふとんが少し残ったままになってます。

 

 

 

 

 

 

 

去年の秋頃のことやったと思います。

 

子ども柄の敷ふとんで

中身がポリエステル100%の

ものが倉庫にありました。

 

こんなもん売るわけには

いかんなあと思い、

しかしもったいないなあとも思い、

ほかすわけにはいかんしで、

店頭に500円って

大きく書いて出しましたんや。

 

そしたらスグ、

おばあちゃんが買って帰りました。

 

言いたくないけど人間には

使わんといてなあと一言、言って・・・。

 

 

 

そのおばあちゃんが先程、

また来たんです。

 

前にもらった500円のふとん、

もう一枚ほしいねんけどありませんかと。

 

 

 

 

 

おばあちゃん:

「一人の孫に使わせたら、

もう一人がほしい言うて

喧嘩しまんねん」

 

 

 

 

 

おっちゃん:

「エエッ、お孫さんに使わせたんでっか。

あかんでぇって言うたのに、
あれではちゃんと寝られへんよ。
売らんといたらよかった」

 

 

 

 

 

ロハスやエコとか言うよってに

ほかしたら資源の無駄使いやと思って

何かに使ってもらおうと

考えたのが間違いやったのかなあ。

 


捨ててしもた方がよかったのかなあ。

 

 

そもそもそんなふとんを作って

売ってたのが悪いねんけど。

 

 

しかたおまへん。

 

まだ倉庫に売っては

いけないものあるけど、

処分しますわ。

 

 

 

 

 

それとは別に、

お客さんから処分を頼まれた

木綿の敷ふとんは廃棄せずに

近くの公園に住むホームレスに

使てもらいますねんけど、

 

 

 

そのおばあちゃんの孫のふとんより

路上生活者のふとんの方が

機能的には立派すぎまんねんけど、

何か矛盾してますな。 

 

 

“五百円の敷ふとん!” への10件の返信

  1. 人間にはつかわんといてなあ
    っていうことばなんだかうけちゃいました(^▽^)
    いやアでもおっちゃんがそんな心境になるふとんが
    巷ではたくさん使われているんでしょうね。

  2. 廃棄処分はもったいないので、参加費数百円程度でクッション作り募ってはいかがでしょう?生地も綿も布団のを再利用で。
    ミシンや会場等をどうするかは・・・・・おっちゃんに考えてもらうってことで(笑

  3. 人間には・・・
    世の中そんなものが溢れているのでしょうね!
    おっちゃんみたいに正直な方たちばかりなら良いのですが、いいか悪いかの判断も出来ない人たちが物を売ってるようになってしまい・・・
    この国は大丈夫でしょうか?

  4. やな社長さん そうなんです どうしようもないふとんと言えないものが多すぎるんです

  5. ホットオレンジさん 今残ってるものは 生地も綿も再生不可能なものでっせ
           再利用可能なものが集まったときは考えてみましょうか

  6. 大家族の本気のF1~DF・市川さん 確かにそう考えるとこの国の未来が不安になってきますが 必ず それを正すものが出てきますって!

  7. おっちゃんさまは、ほんまに正直なお方ですね~~!!
    この世の中、なんかまちごうとる・・・もうアカン鴨?!
    ダイエットもん、よう売れるけど「猫谷店」のは安全かつ
    良心的なお値段(宣伝してどうする?)ですが、今や
    売れりゃ何でもあり~~白いんげん然り、副作用いっぱい
    出てるの平気で売ってる。買うほうももっと賢くなって貰いたい
    テレビ見りゃ、グルメ番組、添加物いっぱいの美味しいもん
    たらふく食べて太る。そんでダイエットに高い「ぜぜこ」払う
    有無~~~世も末ですな!!必要以上食べなきゃ「太らん」
    スミマセン・・・コメントがずれました~~矛無。。。

  8. 処分となると、ちょっと勿体無いような気もしますね。
    お金も掛かりそうだし・・・。
    引越しやさんで、家具をくるむのに、毛布使っているのを見かけたりしますが・・・使えないですかねぇ?

  9. 猫谷姫さん クスリ屋さんも大変ですなぁ ダイエットもん買いに来はって食べへんかったら痩せまっせとも言えんしなあ

  10. みきさん そうです おっちゃんの処分というのは 睡眠の道具以外で使ってもらえるところに寄付するようなもんですわ お客さんから処分を頼まれた毛布などは 船の作業のあてもんとして持っていってます どうしようもないもん以外は 廃棄するようなことはしてませんよってに

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