羽毛ふとんのリフレッシュ加工

仕立替2仕立替1

暖かくなってきたので羽毛ふとんの仕立て替えの依頼が増えています。

こんな依頼がありました 残念な加工の例です。

左の写真は仕立て替え前の羽毛ふとんです。

10年ほど前に買われた物でほとんど使ってなかったそうです。

生地はシルクですし、非常に高価な商品です。

なぜ使わなかったのか。

コロコロに膨らんでめっちゃ使いにくかったからなんです。

もったないなぁ

中のダウンのクォリティも最高です

ハンガリー産マザーグースでダウンもめっちゃ大きいし

使ってなかったこともあり、ピリングもなく高品質を維持してました。

これだけの品質なら充填量は1㎏もあれば充分なのに

なのに・・・1.5㎏も入れてはります。

なんでぇ、なんでぇ・・・

もったいないなぁ

羽毛ふとんのこと何にもわかってないなぁ

せっかくの品質が台無しや

同じようにシルクにするには価格が上がりすぎるので

高品質のコットンサテンで仕立て替えました

元は12マスでコロコロやったので30マスで細かく仕立て

羽毛は傷んでなかったので洗浄せず高温スチームをかけて除塵をして

充填量は1㎏にしましたら

しなやかに体に沿う高級羽毛ふとんに変身しました

同じ物を買ったら20万円以上するでしょう。

これが5万円で出来上がりました。

これで10年くらい気持ちよく使っていただけます。

もう一つ残念なことが・・・

お預かりするときカバーが掛かってました

柔らかいシルク生地の羽毛ふとんに

ゴワゴワの生地のカバーです ウールの綿でも入れられるほどの生地です。

「なんでこんなカバーかけてるんですか」

「買ったときにつけてもらったカバーなんです」

これもひどいね こんなカバーやったら要らんわ

さらにふとんを台無しにしてます。

ひどすぎるわ。

もうちょっと考えて販売してほしいなぁ

残念すぎますわ ほんまに!!

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