いつまでも貧乏しまっせ
2005年6月21日 / ふとん
先週の金曜日、田舎に住むお父さんが、最近、肩がこって仕方ないと
枕を何個も買っては失敗してるみたいなので 父の日に枕をプレゼントしたいと、娘さんが来られました。
本当は本人が来なかったら枕を作ることができないのですが 身長や体重など、体型、好みを聞けば、おっちゃんは、長年の勘でだいたい作ることができます
それで作った枕を娘さんが田舎へ送った結果、
今日、店に来られて お父さんがお礼を言ってきてほしいとのこと
たった2日で肩の痛みがうそのようにとれたと
うれしいですね、そう言われると、でもそれだけで終わってしまうとおっちゃんとこの店も困るんやけどなあ 枕一個でそんなに良くなったらおっちゃんはいつまでも貧乏しまっせ
悪徳ふとんセールスだったら掛ふとんやら敷ふとんやらいっぱいつけて
ハイ、60万円です、これで肩の痛みはすぐとれますなんて言うんですね
今日、寝具の卸屋さんが来て言いました
まついさんそんなにこだわって正直に売っても儲からんやろ
その間にもいっぱいお年寄りの年金狙って ウソ八百の商品を売りつけられてるんやで、そんなに正直にやってつぶれたら何にもならんで
ほどほどにしときや、大きな会社になったとこはみんな高額商品売りつけてきたとこでっせ、正直に職人面したとこはほとんどもう廃業してまっせ
(あほ、ぼけ、どんなこと言われてもわしの信念は曲げへんのんじゃ)
そういうその卸屋さん、販売商品の7割が寝具でなくなってます
宝石やら健康治療器具やらで食いつないでいます
どんなことがあっても、納得のいくものだけにしたい
天然素材のいい寝具を勧めていきたい
これだけは曲げられへん
でも、また、「だまされてん」言うておばあちゃんが来ると
おっちゃんは悲しくなります。なんで助けられへんかったんやろと
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