羽毛布団の定義

我が国における羽毛布団の普及率は100%を上回っているそうなので、
きっと皆さんも掛布団には羽毛を使われていることでしょう。

さて、その羽毛布団を名乗るには、
定義があるということをご存じでしょうか。

布団屋では常識ですが、
一般にはあまり知られていないかもしれません。

布団に使用される羽毛というのは、グースやダックなどの鳥の毛で、
丸っこい感じのダウンと、いわゆる羽根であるフェザーとに大別されます。

このダウンが中わたの50%以上のものを「羽毛布団」と呼ぶことができ、
ダウン50%未満(フェザーが50%以上)のものを「羽根布団」といいます。
これはJIS規格により定められています。

しかし現在は選別技術も非常に高く、
ダウン90%以上が当たり前といっても過言ではありません。

ダウン90%だから質が高いというわけではありませんが、
80%や70%のものを態々選ぶ必要はないでしょう。

安い製品をよく見てください。
ダウン80%、70%、もちろんギリギリの50%というものも存在します。

とくにネットショップやテレビ通販では、
組成の表示を重視せず、小さく書かれているので、注意が必要なわけですが、そもそも何でもかんでもそういった店で買おうとすること自体に問題があるといえますね。

松井重樹

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